子供の頃、『イタズラしても怒られないようにしてもらう』ことを条件に傷ついた『迷い魔女』を飼っていた主人公。
なんだかんだで面倒見のいい主人公は、しばらくは魔女を飼っていたが、そのうちに姿を見なくなった。
誰に話しても信じてくれない、もはや、曖昧になりつつある記憶。

―――…そして、時は流れて10年後。

「あの日の願いをかなえてやるかわりに、約束通り、しもべになってもらうのだわ!」

ようやく力を取り戻して再び主人公の前に現れた魔女・プリムは、そう言って、主人公を下僕にしようとする。
かくして、10年経ってやっと『イタズラをしても怒られない』願いがかなった主人公。
主人公を介した(本人がイタズラと認識している)行為には魔女の強制力が働いて、相手は怒れない。
なかなかの恩恵に、心が揺れまくりの主人公。
プリムの天敵とも言うべき、魔法少女の茉莉。
親戚で姉代わりの、みのり。
そして、魔女・プリムとうりふたつの外見をもつ、謎の少女・夜子。
その他、何かと突っかかってくる生徒会長の帆希などと関わりを持ちながら、主人公は魔女をこらしめておかしな体質を元に戻してもらうために奔走する。

とはいえ、この体質は本人としても結構、便利。
ただ、周りの白い目に耐えられないという程度の悩みはある。

今日も今日とて魔女・プリムが引き起こす騒動に巻き込まれながら、煩悩と理性の狭間で苦悶する主人公に明日はあるのか?

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